担当教員からのメッセージ

「自分もみんなも幸せに生きること」

私は学生の時、母性看護学実習で出産という貴重な場面に立ち会わせていただきました。そこで、命の誕生、赤ちゃんの生きるエネルギー、母と子の情緒的な絆に感銘を受け、助産師を目指しました。助産師になってからは、妊娠・出産・育児を頑張るお母様方、赤ちゃん、ご家族が幸せに過ごすために自分にできることをしたいと思い、病院や地域で活動してきました。結婚後は、2人の子供を授かることができ、自分の妊娠・出産・育児を経験しました。30時間以上かかった大変な出産でしたが、我が子が生まれた時の幸福感や感動は一生忘れられない体験です。臨床での経験や自分の出産の体験から、出生の瞬間の幸福感について追求したいと考え、出産体験に関する研究をしております。幸せに生きる、という原点が、命の誕生の瞬間にあるのではないかと感じています。「自分もみんなも幸せに生きること」をテーマに、私たちに今何ができるのか、学生の皆さんと一緒に考えていきたいです。