「地元創成」に貢献する人材育成を基本理念に、社会との協調により、
地元の自律的で持続的な創成、地元の人々の健康と生活に寄与します。
超高齢化社会である十勝では、地域で暮らす住民の健康課題も多様化しています。看護師の職場も医療機関の外に広がりつつあります。しかし労働人口の減少により、保健・医療・福祉のケア資源は不足気味です。これら地域課題の解決に「看護の知識・技術・思考力を活かす」可能性を探る『地元創生看護論』という本学科独自の科目があります。看護学生だからできる地域や行政の人たちとの協働をワクワクしながら実践できます。
卒業に必要な単位数
110単位
医療・保健・福祉という分野で活躍する看護師になるには、看護師国家試験に合格して資格を取得する必要があります。看護師国家試験の受験資格は看護師養成課程におけるカリキュラムを修了することで得られます。
看護師免許を取得した上で、保健師学校・助産師学校にて保健師・助産師を目指すことが可能です。
看護師資格を取得し、文部科学大臣が指定する養護教諭養成施設に1年以上在籍して、指定の科目を修得して卒業することで、養護教諭の一種免許状を取得できます。
全国手話検定試験4級・5級
地域の人々と共に進めるシミュレーション教育を実践しています。
より臨床の場に近い演習を通して看護専門職に必要な知識・技術・態度を身に付けます。
形態機能学は、正常な人体の構造と機能について学びます。解剖学、臨床解剖学、生理学、発生学を織り交ぜた重要な講義です。
看護の対象となるあらゆる人々の生活を支えるための看護技術を、科学的根拠をもち実践できるようになるために学びます。
在宅療養を必要をとする方の、その人らしい生活を尊重した看護活動の展開を学修する演習として、住民のお宅に訪問し話を伺います。
近所で開かれている『地域交流サロン』を訪ねての、対話実践。今どき70代のリアルを知ることで、教室での知識が立体的になります。
将来的な看護研究活動の基盤をつくるために、演習を通して研究の基礎的知識と研究のプロセス、研究倫理及び具体的な配慮について学びます。
「人間とは」「いのちとは」「生きるとは」の問いの中に身を置くことで、自ら考えること、考えを深めていくことの過程を学びます。
2人に1台のベッド数で、
演習も自己練習もスムーズにできる!
気持ちの良い空間で
みんなの頑張りも感じられる!
組み合わせが自由の白衣!
とかちで一番かわいい!
地域住民が患者役のシミュレーション演習
シミュレーション演習では、地域の方々が「患者役」です。この演習は、より実践的に学ぶことにより、看護学生が必要とされるスキルを身に付けることができます。学生は、「学生同士ではみえなかった課題がみえた」「その人をよく観察しコミュニケーションをとらないと、わからないままになってしまうと気づいた」など、リアルな状況(situation)での学びを積み上げる体験をしています。地域の方々も、それぞれの成長を感じながら、「患者役」を演じています。
三田 菜那美さん
(幕別清陵高等学校出身)
高校生のときに祖父が急に倒れたことがありました。自分の無力さを痛感すると同時に「また同じ場面に直面したときに力になれるのは、看護師だ!」と確信しました。将来的に自分の手に職をつけたかったこと、高校時代の福祉の学びが活かせることもあり、迷わず看護学科を選択しました。看護師になることはもちろんですが、私の母のように人との出会いを大切にし、困った人がいれば必ず助けるような人になれたらと思います。そして、人と幸せを共有しあえるような大人になりたいです。