子どもたちの未来に責任を持ち、
豊かな感受性・人間性・社会性のある保育者としての力を磨く。
長年の社会福祉の学びを活かした独自科目を設け、少人数教育によるきめ細やかな教育を行います。建学の精神に基づき、一人ひとりの違いを大切に受け止めながら保育・教育の場で実践できる保育者（保育士・幼稚園教諭、保育教諭）の養成を目標としています。そのために、通常の保育士・幼稚園教諭の養成課程の科目に加えて専攻独自の科目を設け、幼児教育や子育て支援の活動について地域の実情に即しながら学習し、教育と福祉を包含する総合的な視点を涵養することを目指します。
保育士・幼稚園教諭に
必要な単位数
81単位
保育園などの児童福祉施設において、保護者に代わって、乳児・幼児の保育職務に従事する人に必要な国家資格です。
幼児期の学校教育を担当するために必要な免許です。幼稚園では、3歳から就学前までの幼児を対象に教育を行うほかに、預かり保育等の保護者支援を実施しています。
特定の福祉業務に就く公務員が名乗ることができる資格です。公務員以外でも社会福祉施設の施設長や相談職等にも準用されています。
医療事務（メディカルクラーク）※
全国手話検定試験4級・5級
※全学共通の特設講座で資格取得をサポートします。
学納金とは別に履修費が必要となります。また、履修者が少ない場合、開設されないこともあります。
子どもを取り巻く環境を総合的に学び、成長を優しく見守り、
適切に対応できる資質と専門性、子どもの感性や創造力を引き出していく力を身に付けます。
前田ゼミでは、リトミックを中心に子どもの音楽教育について学び、実際に幼稚園の子どもたちと一緒に体験する活動を通して、実践力に繋げる学習を行います。
現職の保育士を特別講師としてリズムについて学びます。動物や物の動きをピアノに合わせて全身で表現し、身体を動かすことの心地よさを体験します。
保育の具体的な事例についての対応を考えます。学生は各自のスマートフォンで考えたことを記入し、それをクラス全員で共有しながら解説を聞きます。
「幼稚園・保育園の運動会で実施する幼児が行う組体操」をテーマに、学生が音楽に合わせたオリジナルの組体操を考え、練習をします。
人間形成に大切な乳児期（０・１歳児）の発達と保育について学びます。実践を中心として、グループワーク形式で保育実技を身に付けます。
子どもと一緒に造形活動を楽しむために、クレヨンや絵の具のおもしろい使い方を学びます。シャボン玉に色をつけて作品を作ります。
子ども福祉専攻就職率
100%2022年度実績
［公務員（保育士職）］帯広市、清水町、幕別町、芽室町、士幌町、上士幌町、新得町、豊頃町、中札内村 ほか
［保育所（院内・企業内・学童含む）］木野南保育園、鈴蘭保育園、おひさま保育園、あけぼの保育園、森の子保育園、つばさ保育所、あじさい保育園、さくら保育園、帯広第一病院なかよし保育所、ひまわりの家学童保育所、若葉児童保育センター ほか
［幼稚園］帯西幼稚園、第一いずみ幼稚園、共栄台幼稚園、幕別幼稚園 ほか
［認定こども園］音更大谷幼稚園、宝来こども園、帯広ひまわり幼稚園、音更認定こども園、芽室幼稚園、つつじが丘幼稚園、帯広東幼稚園 ほか
［児童福祉・障がい者福祉施設］児童養護施設：十勝学園 障がい児入所施設：つつじヶ丘学園 児童発達支援センター：帯広あおぞら 障がい者支援施設：晩成学園、愛灯学園、帯広はちす園、光り園 障がい福祉サービス事業所：オークル ほか
［金融・保険］帯広信用金庫、株式会社北洋銀行、日本郵政株式会社 ほか
［医療］帯広第一病院 ほか
蓑島 星来さん
（芽室高等学校出身）
幼い頃からの夢が保育園の先生になることでした。せっかくならば生まれ育った十勝で進学し、幼稚園教諭の免許と保育士の両方の資格を取得したいと思い、本学の社会福祉学科子ども福祉専攻を選びました。子どもたちはもちろん、保護者の方からも信頼され、たくさんの笑顔と学びを引き出せるような保育者になるのが理想です。そして日々の楽しい体験を通じ、子どもたちと一緒に自分自身も成長していけたらと思っています。
帯広大谷短期大学付属
音更大谷幼稚園 勤務
小林 芽依さん
2019年度 社会福祉科 子ども福祉専攻 卒業
帯広大谷高等学校 出身
現在は5歳児の担任を受け持っています。一人ひとりの個性を大切に、自ら挑戦する意欲を持てるよう意識していて、子どもたちが最後までやり遂げたときの達成感たっぷりの表情を見るたびに、この職業に大きなやりがいを感じています。在学中は人形劇サークルに所属して、いろいろな人形劇や手遊びなどを学びました。数多くの公演にも参加し、人前に立つ経験を積み重ねたことも保育の現場でとても役立っています。また私が入っていたゼミの活動の中では体を動かすことが多く、実技が楽しかったのもいい思い出。就職してからも短大へ遊びに行き、親身に相談に乗ってくださる先生がいることは本当にありがたいです。これからも子どもたちが安心して通える場所であるよう、気持ちに寄り添い、それぞれのよいところを伸ばしていける保育者を目指していきたいです。
